こんな状況下でも、心地良い睡眠を得る方法を教えてください!

起きる

光と体温をコントロールできれば、快眠が得られる!

Q. こんな状況下でも、心地良い睡眠を得る方法を教えてください!

A.快眠のためには、体のリズムを整えること、就寝前のリラックスが大切です。

朝起きたら、太陽の光の入る明るいところ(窓際 1m以内)で、しっかり噛んで朝食をとりましょう。太陽の光を浴びることで、脳にある時計、朝ご飯をたべることで、腹時計がセットされます。

また、しっかり噛んで食べることで心の状態もアップさせましょう。感情に関わるセロトニンは、リズム運動(よく歩き、よく噛み、深呼吸)をすることで分泌を増やすことが出来ます。

就寝前のリラックスには、毎日のバスタイムを上手に利用することも有効です。眠りによい体の状態は、

①〝頭寒足熱″ つまり脳が興奮していなくて、手足の血行がよいこと
➁深部体温(体の中の体温)の低下

寝る前に38℃~41℃のぬるめのお湯にゆっくりつかると脳や身体がリラックスでき、深部体温(体の中の体温)がスムーズに低下しやすくなります。

広島国際大学健康科学部心理学科教授  田中秀樹

山口県生まれ。広島大学大学院修了。博士。専門は睡眠学,精神生理学。睡眠改善インストラクター、睡眠健康指導士養成に従事。地域, 学校等で睡眠改善技術を指導。NHK『ガッテン」,「クローズアップ現代」「きょうの健康」等に出演。近著「ストレスチェック時代の睡眠・生活リズム改善実践マニュアル」(全日本病院出版会)等がある。