原因を書き出して分析してみるのも有効

不眠対策には、自分にとって何がストレスなのかを分析するのも必要です。ストレスの原因と考えられる状況について、対象となる人やできごと、そのときの自分の気持ちや感情、ストレス解消のために何をしたかなどを手帳やノートなどに書き出してみましょう。もちろん、パソコンを使って記録しても構いません。

【ポイント】

ストレスの原因を書き出し、分析してみる

①ストレスの原因になっていると思われる状況について書き出す

②ストレスの対象となる人やできごとを書き出す

③そのときの自分の気持ちや感情(怒り、悲しみ、恐れ、不安など)を書き出す

④ストレス解消のために何をしたかを書き出す(ゴルフの打ちっぱなし・カラオケ・運動・ガーデニング・おしゃべり・外出など)

広島国際大学健康科学部心理学科教授  田中秀樹

山口県生まれ。広島大学大学院修了。博士。専門は睡眠学,精神生理学。睡眠改善インストラクター、睡眠健康指導士養成に従事。地域, 学校等で睡眠改善技術を指導。NHK『ガッテン」、「クローズアップ現代」「きょうの健康」等に出演。近著「ストレスチェック時代の睡眠・生活リズム改善実践マニュアル」(全日本病院出版会)等がある。